LGS下地のスタッドピッチって何?|303mm/455mmの基本
- 2025.08.29
- [最終更新日:2025.09.05]
菊池総建株式会社のブログをご覧いただきありがとうございます。
当社は池袋・東京エリアを中心に、
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このシリーズでは、
『LGS(軽量鉄骨下地)に特化した現場目線の情報を、職長・作業員へのヒアリング』を交えながら短くお届けします。
スタッドピッチって何?

LGS下地見本図
スタッド=壁の中で縦に立てる下地材(LGSの縦材)
ピッチ=そのスタッドを等間隔で並べるときの“真ん中どうし”の距離です。
なぜ303mmと455mmが“基本”なのか

標準のせっこうボード:吉野石膏様より
303と455の数字がどこから出てくるのかというと
日本の石膏ボード(PB)は幅910mmが標準です。
●455mm=910の1/2。
PBの継ぎ目が常に下地の中心に来やすく、一般壁で扱いやすい“標準”。
●303mm=910の1/3。
ピッチが細かくなる分、たわみや衝撃に強く、
片面張りや高さがある壁で安心感が出やすい“しっかり”設定。
合言葉は
「PBの継ぎ目は必ず下地の真ん中に載せる」。
※おまけ
“芯々(しんしん)”を簡単に言うと
スタッドの真ん中から次のスタッドの真ん中までの距離です。
どう選ぶ? 現場の判断フレーム(3ステップ)

躯体壁LGS下地工事
1.割付:PB910mmで継ぎ目が芯に載るか。端部は切り寸で調整。
2.条件:
- 壁高さ…2.7m程度までなら455mmが目安。高尺(〜3.0m超)や揺れが気になる環境は303mmも検討。
- 片面/両面…片面張りはねじれが出やすい → 303mm寄り。
- 性能…遮音・耐衝撃・什器固定があるなら、303mmや横桟・二重貼り等を組み合わせて底上げ。
3.周辺要素:ドアや点検口など開口部の丁番側はスタッドをダブルに。
上部はまぐさでたわみ対策。掲示や棚が付く高さには横桟を入れる。
測り方のイメージ(現場で迷わない)
1本目のスタッドの中心に基準墨 →
そこから455mm(または303mm)ごとに印 →
印=次のスタッドの中心に合わせて建てる。
これでPBのジョイントが常に芯に来るので、ビスが効き、仕上がりも安定します。
よくある勘違い
- × 隙間の幅で測る → ○ 真ん中どうし(芯々)で測る
- × 端から端の距離で割付 → ○ 中心線から中心線で合わせる。
- ×開口部まわりの“あと付け調整” →○開口位置を先に決めて、丁番側ダブル・まぐさ・横桟を設計段階で組み込む。
代表的な設定例(現場ヒアリングより)

間仕切り壁
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一般オフィス間仕切り(PB12.5両面):455mmが基本。
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廊下側の耐衝撃配慮(片側二重+掲示あり):455mm+横桟、表面強化PBを併用。
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片面仕上げ・高さ3m級:303mm+振れ止めチャンネル/横桟で剛性を確保。
ひとことメモ:「303=細かくしっかり」「455=標準で早い」。
迷ったらPB割付 → 性能 → 高さの順で判断。
30秒まとめ
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スタッド=縦の下地材。ピッチ=真ん中どうしの間隔。
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455mm=標準で段取りが早い、303mm=しっかり・高尺や片面で安心。
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判断はPB割付 → 条件(高さ・片面/両面・性能) → 開口補強の順で。
小規模な壁1面の補修からご相談OKです。


