【内装工事 用語シリーズ】パテ処理について
この度は『菊池総建株式会社』のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。
東京都豊島区池袋を拠点に関東近郊で『内装工事』一式・『原状回復工事』を
施工している『内装業者(内装会社)』でございます。
『内装工事 用語シリーズ』を前回より新設させていただいていたのですが、
今回はその第2弾となります。
インターネットには既にそのようなものが存在するかとは思いますが、
弊社なりにまとめ、且つ施工した写真が用意できる場合は紹介させていただきます。
比較的簡単に読み終えられる記事にしていくつもりなので、
気軽にご覧いただければ幸いです。
Q.パテ処理とは?なぜそれをする必要がある?
内装工事におけるパテ処理とは、石こうボードなどを下地材に貼り付けた後、
表面の凹凸をなくすためにペースト状の肉盛り材=パテを打ち、平坦にしていく作業を言います。
ボード材は、様々な大きさがありますが、石こうボードの場合、
一般的な大きさは縦×横が910mm×1820mmというサイズになります。
それらの大きなボードは端部がやや角ばっており、ぴったり貼り合わせた場合でも継目部分(ジョイント)は結構凸凹としてしまいます。
(凹凸が出ている状態を、「不陸が出ている」と言います)
また、下地材へは基本的にビス止め(ボード用のネジを、電動ドライバーにて止めること)をしていきますが、
こちらも凹凸が出ないよう、ボード材の表面よりも埋め込まれるように処理をします。
しかし、それだけではやはり表面が平坦とは言えず、貼られたボード全てを一枚のボードのようにしていかなければ、
その後塗装やクロス(壁紙)施工をした際、シワや浮きが出たり、場合によっては後々、クロスの剥がれやクラック(ひび割れ)に繋がってしまいます。
そのため、ペースト状、あるいは粉末のパテ剤を練り上げ、壁に打ち込んで表面を平坦にするという工程が必要不可欠になるのです。
パテ処理の施工方法
パテ塗りは2回、または3回に分けて行われます。
2回の場合、①下パテ、②仕上げパテ(上パテ)
3回の場合、下パテ、中パテ、上パテ
などと言われ、「パテベラ」という平たく横に広いステンレス製のヘラを使い、
パテ板に用意したパテ剤をボードへ打ち込んでいきます。
ジョイント部分にはジョイントテープと言われるテープを剥がれないようしっかりと貼り付け、
その上に下パテを打ち込んでいきます。(糊の無いタイプの場合、パテを打った後テープを貼り付けていきます)
テープを覆いこむように仕上げパテ(上パテ)を打ち込み、乾燥させた後、サンドペーパー(紙やすり)をかけ、平らにし、発生した粉を拭き取ります。
出隅部分には、ジョイントテープではなくコーナー補強テープや、コーナーガードと言ったものを付け同様に施工されます。
また、ビス止め部分へもパテを塗り、同じくやすりがけをし、平坦にしていきます。
やすりがけの際、ボード材が傷まないよう丁寧かつ迅速に仕上げるようにしてまいります。
とにかく、下地材に貼られたボード材を、まるで一枚の平坦な板になるようにする作業がパテ作業となります。
塗装やクロスでの仕上がりに大きく影響するため、施工後外見には見えませんがとても重要な工程と言えます。
弊社での施工事例
弊社での施工事例を簡単に紹介します。
前回の用語シリーズ、『ダイノックシート』でもご紹介させていただいた現場となりますが、
室内上部の装飾的な壁部分のクロスを施工するための、
ボード材へパテを施工する様子を簡単にご紹介させていただきます。
施工前、途中
施工後
最後に
工事費用は業者により大きく異なるので
【相見積】を推奨させていただいております。
まずは、各社見積りを比較し、是非ご検討ください。
当社はお見積りから施工完了までの工程を全て自社で行っております。
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