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《天井編》ジプトーンと石膏ボードの違いについて【内装工事-違いシリーズ】

 

この度は『菊池総建株式会社』のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。

東京都豊島区池袋を拠点に関東近郊で『内装工事』一式・『原状回復工事』を
施工している『内装業者(内装会社)』でございます。

 

 

住宅や店舗内装のリフォームや新築(新装)を検討する際、天井の仕上げ材料を選ぶのに
ジプトーンと石膏ボードは2つの主要な選択肢となります。
これらの材料は異なる特性と用途を持っており、内装工事の仕上がりに大きな影響を与えるます。
今回は、ジプトーンと石膏ボードの違いに焦点を当て、材料の選択する際に参考にして下さい。

 

 

 

プトーンとは?

 

 

ジプトーン:吉野石膏様より引用

ジプトーン:吉野石膏様より引用

ジプトーンは吉野石膏株式会社が販売している化粧石膏ボードの一種で、縞模様の不規則な穴が特徴的な天井材です。オフィスや商業施設、公共施設などでよく使われています。きっと皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

タイガーブランドの天井板には、運搬・施工の効率が高く、意匠性・防火・遮音・断熱性・寸法安定性に優れた3種類の化粧せっこうボードがあります。
それぞれの特長を以下に紹介します。

1. トラバーチン模様(マーブルトーン・ライト)

  • 特徴: 天然大理石のトラバーチン模様を再現した天井材。ジプトーンとは異なる風合いで、美しい天井作りに最適です。
  • 用途: 住宅、店舗、事務所などあらゆる種類の建物の天井に使用可能です。
  • 色調: マーブルトーンの色調は、ホワイトまたはアイボリーのいずれかに限定されます。

2. 星柄模様(ステラート・ライト)

  • 特徴: ボード表面に無数の星柄模様が施されており、独特の雰囲気を演出します。明るく柔らかい雰囲気の天井を作り出します。
  • 用途: 特に店舗、学校、幼稚園などに最適です。
  • 柄の均一性: 星柄は押し型加工のため、均一ではなく、同一ロットでも異なる場合があります。

3. 一般的なジプトーン(ジプトーン・ライト)

  • 特徴: 洋風天井用の化粧せっこうボードで、意匠性、防火性、遮音性、断熱性、寸法安定性に優れています。
  • 用途: 店舗、事務所、その他の建物の天井に幅広く使用されています。
  • 意匠効果: 押型加工による意匠効果と、変化に富んだトラバーチン模様が特徴です。

注意点: いずれの製品も吸音性能はありませんので、設計時には「設計上の注意点」を確認することをお勧めします。

 

 

《まとめ》ジプトーンの主な特徴

ジプトーンは、タイガーブランドが提供する洋風天井用の化粧せっこうボードです。
軽量で施工が容易なため、住宅や店舗、事務所など多様な建物の天井に広く利用されています。
主な特徴としては、高い意匠性、優れた防火性、良好な遮音性、断熱性、そして寸法安定性があります。
また、押型加工によるデザイン効果があり、トラバーチン模様などが施されています。
ジプトーンは、防火材料としての認定も受けており、信頼性の高い素材です。

 

 

 

膏ボードとは?

 

 

ジプトーン:吉野石膏様より引用

石膏ボード:吉野石膏様より引用

石膏ボード(プラスターボード)は、石膏を主成分とする板状の建材で、一
般的には内装の壁や天井に使用されます。

軽量で扱いやすいので、壁や天井の内装仕上げに広く用いられ、
下地用に塗装や壁紙の貼り付けなどの仕上げ作業に適しています。

 

《まとめ》石膏ボードの主な特徴

 

・特徴

耐火性:火に強く、温度上昇を遅らせる効果があります。

遮音性:音を伝えにくい構造で、音の遮断性能が高いです。

 

・種類

標準型:一般的な内装用。

強化型:耐火性や耐衝撃性が向上。

構造用:耐震性が強化され、耐力壁として使用。

防水型:湿度の高い場所用の防水加工が施されたもの。

 

・デメリット

水分に弱い:湿気や水により強度が低下します。

衝撃に弱い:鋭い物によって欠けやすい。

 

・取り扱い注意点

専用アンカー:壁に物を取り付ける際は、石膏ボード用のアンカーを使用。

下地の確認:重量物を取り付ける際は、下地を確認することが重要です。

このように、石膏ボードはその特性に応じて様々な用途に使われ、取り扱いにも注意が必要です。

 

 

 

 

 

プトーンと石膏ボードの違い

化粧石膏ボード「ジプトーン」が施工されている様子

化粧石膏ボード「ジプトーン」が施工された様子。こちらの模様は穴ではなく、「模様」

 

ジプトーンと石膏ボードは、内装材料として使用される際にいくつかの重要な違いがあります。
以下に、これらの2つの素材の主な違いを説明します。

 

+素材の違い

 

○ジプトーン

素材は石膏です。

化粧石膏ボードは、強度に優れ高い耐火性を持ちながら非常に安価である
石膏ボードの表面紙に、柄付きのものを採用したり型押し加工がなされている物です。

標準的な厚みは9.5mmが多い。

 

○石膏ボード

せっこうボードは、主に、(一般的には原紙という)とせっこうからできているそうです。
焼せっこう」と水を混ぜて「二水せっこう」へと変化する際に、針状の結晶ができてせっこうが固まります。
せっこうの接合の仕方は、この針状結晶が紙の繊維に食い込んで一体化するというメカニズムを用いています。
まず、せっこうを固めて板を作り、その上に接着剤を使って紙を貼り付ける方法ではないのです。

せっこうボードはリサイクルが可能です。
また、原料の生成過程で地球に害を及ぼしません!
それどころか、公害防止にも一役買っているそうです。

標準的な厚みは9.5mm、12.5mm、15.0mmなど。

 

参照:吉野石膏様より

 

+デザイン

 

○ジプトーン

ジプトーンは美的価値に焦点を当てると、美しい彫刻や模様が特徴です。
ジプトーンは内装デザインに芸術的な価値をもたらし、デザイン性を提供します。
店舗やオフィスを問わず様々な天井に採用されています

 

○石膏ボード

石膏ボードは通常、装飾的な要素が少なく、平滑な外観を提供しており
他の仕上げ材料(塗装、壁紙など)のための基盤として使用されます。

 

 

+取り付け

 

○ジプトーン

天井に直貼りなので時間も短縮でき安価で仕上がります。

LGS下地〈直張り工法〉

ボードの取り付け

  • 使用するネイルまたはビス:同色のカラービス
  • 固定方法:ビスを打ち固定します。

 

○石膏ボード

LGSに直貼りまでは一緒ですが、その後に仕上げが必要となります。
仕上げにこだわりがあるようでしたらこちらをおすすめ致します。

LGS下地への取付け

ドリリングタッピングねじ

使用するねじはボードの厚さより10mm以上長いものを選びます。
ねじ頭はボードの表面より少しへこむように締め込みます。

重ね張りの場合

上張りボードを木製または鋼製下地に取り付ける場合:

ねじ留めの際は、ボードの厚さに応じた適切な長さのねじを使用し、ねじ頭はボードの表面より少しへこむように締め込みます。

上張りボードを下張りボードに取り付ける場合:

接着材を使用し、ステープルなどを併用して取り付けます。

 

どちらもプロの施工業者によって容易に設置できます。

 

+耐久性と修復

石膏ボード(プラスターボード)

【耐久性】

・耐火性:高い耐火性を持ち、火災時にも燃え広がりを防ぎます。
石膏には結晶水が含まれており、高温になると水蒸気として放出されるため、火の進行を遅らせる効果があります。

・断熱性:優れた断熱性を持ち、室内の温度を安定させる効果があります。

・遮音性:施工時に適切な方法で使用することで、高い遮音性能を発揮します。

・弱点:点の衝撃に弱く、鋭利な物が当たると容易に穴が開いたり欠けたりすることがあります。
水分に弱く、湿気が多い場所では強度が低下します。

【修復方法】

・小さな穴やひび割れ

石膏パテを使用して簡単に修復可能です。
パテを塗り、乾燥後にサンドペーパーで平らにし、再度ペイントやクロスを貼ることで元の状態に戻せます。

・大きな損傷

大きな穴や深いひび割れの場合、損傷部分を切り取り、新しい石膏ボードを嵌め込む修復方法があります。
継ぎ目にパテを塗り、表面を滑らかに整える必要があります。

ジプトーン

【耐久性】

・耐火性:石膏ボードと同様に高い耐火性を持ちます。

・断熱性:石膏ボードと同等の断熱性能を持ちます。

・デザイン性:美観を保ちながらも実用性を兼ね備えています。

・弱点:石膏ボードと同じく点の衝撃に弱いです。
水分に対しても同様に弱く、湿気が多い場所では強度が低下します。

【修復方法】

・小さな穴やひび割れ

穴あきデザインのため、小さな修復は目立ちにくいですが、石膏パテを使って補修する方法が一般的です。
修復後、デザインに合わせた再ペイントが必要になる場合があります。

・大きな損傷

大きな損傷の場合は、石膏ボードと同様に損傷部分を切り取り、新しいジプトーンパネルを嵌め込む修復が行われます。
継ぎ目を目立たなくするために、パテ処理とデザインに合わせた仕上げが必要です。

まとめ

  • 耐久性: 両者ともに高い耐火性と断熱性を持ちますが、点の衝撃や湿気には弱い点で共通しています。
  • 修復: 小さな損傷は石膏パテで簡単に修復可能ですが、大きな損傷の場合は新しいボードやパネルを嵌め込む必要があります。
    ジプトーンはデザイン性があるため、修復後の再ペイントが求められることがあります。

このように、耐久性と修復方法についても、使用場所や目的に応じた適切な選択が重要です。

 

 

 

 

 

ジプトーンと石膏ボードは、内装工事において異なる特性と適用分野を持つ素材です。
内装工事のニーズとビジョンに合わせて、どちらを選ぶかを慎重に検討して下さい。

 

比較まとめ

  • 素材: 両方とも石膏を主成分とするが、ジプトーンは表面デザインの種類が豊富。
  • 用途: 石膏ボードは壁や天井の下地材、ジプトーンは主に天井の仕上げ材。
  • 特徴: 石膏ボードは耐火性、断熱性、遮音性に優れる。
    ジプトーンはこれに加えてデザイン性が高いが、吸音性能はない。

 

 

 

 

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【内装工事-ボード工事】岩綿吸音板について改めて解説(施工写真あり)

 

 

最後に

 

工事費用は業者により大きく異なるので
【相見積】を推奨させていただいております。

まずは、各社見積りを比較し、是非ご検討ください。

 

 

当社はお見積りから施工完了までの工程を全て自社で行っております。

お客様に
「少しでも価格を安く、品質が高くて良いもの」を
ご提供させていただいております。

 

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