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【内装工事─ボード工事】石膏ボードについて改めて解説(施工写真あり)

この度は『菊池総建株式会社』のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。

東京都豊島区池袋を拠点に関東近郊で『内装工事』一式・『原状回復工事』を
施工している『内装業者(内装会社)』でございます。

 

今回は、私たち「軽天工事」… 軽量鉄骨 「ボード工事」… 石こうボード をメインに取り扱う施工会社にとって
まさに要と言える、石膏ボードについて改めてお話しできればと思います。

 

できる限り現場写真を交えて解説させていただきます。

 

 

 

こうボードとは

 

 

貼付施工中の石こうボード

貼付施工中の石こうボード

 

 

石こうボードとは、石こうを芯材とし原紙を表面に巻き付けて仕上げた、安価で施工性のよいボード材です。

安価で施工性が良いため、ボード材として最も使用頻度が高いです。

カッターなど一般的な工具で加工ができ、施工性が良いのです。

 

※石こう(石膏)そのものについての解説は今回割愛させていただきます。

 

 

 

こうボードの基本的な特徴

 

 

石こうボードが内装材によく使われている理由は安価で施工性が良いだけではありません。

 

  • 防火性、耐火性がよい。 最も施工される12.5㎜厚の石こうボードは不燃材料として認定されるほど
  • 遮音性が高い
  • 商品の種類が豊富で、安価でありながら様々な機能を強化した製品がある
  • 寸法安定性がよく、内装材に最適
  • リサイクルすることができ、ecoである
  • ただし、水回りには弱い

 

 

石こうボードがこれだけ普及した背景には、安価な上に不燃材料であるため、ほとんどの箇所で使用できる
という大きな特徴が挙げられます。

 

内装材の防火性能には、不燃材料を含む3つのグレードがありますが今回は割愛させていただきます。

石こうボードでは厚さにより防火性能が変わってきますが、木材合板などと比べ高い防火水準を持っています。

 

寸法安定性とは、寒暖や乾湿により材料の寸法が変化することを指し、石こうボードはその安定性が高いということになります。

 

また、石こうボードは資源循環型製品と呼ばれ、製品のほとんどがリサイクルされた材料から作られており、
また端材や綺麗な解体材は中間処理施設に運ばれ、リサイクルされております。

 

ここからは、そんな石こうボードの主な種類を現場写真を用いて、簡単にではございますが説明させていただきます。

 

なお、今回の記事については説明の都合上、特定の企業名、商品名が多く含まれておりますが
ここに紹介させていただいた商品以外にも様々な機能・色や模様を持った商品がありますので、
商品そのものについては各メーカー等に直接ご確認いただければと思います。

 

 

 

こうボードの主な種類

 

 

 

 

通常の石こうボード

 

通常の石こうボード

通常の石こうボードが貼り付けられている様子。
ここでは壁、天井共に通常タイプが施工されています

 

 

 

最も普及している、標準性能の石こうボードです。

下地材が組まれた箇所へのビス止めや、GLボンドを使用しコンクリート面に直接貼り付けがなされ、
パテ処理を行った後、塗装やクロス仕上げが行われます。

 

 

 

強化石こうボード

 

強化石こうボード(中央部分)

強化石こうボードが施工された様子(中央部分)
周囲のボード材については後述します

 

 

 

石こうの芯にガラス繊維などを含有させ、耐火性能を強化させた石こうボードです。

耐火壁や、耐火天井として主に使用されます。

 

吉野石膏株式会社製の『タイガーボード・タイプZ』が有名で、現場では「Zのボード」などと呼ばれることもあります。

 

 

 

 

ホルムアルデヒド吸収分解ボード

 

ホルムアルデヒド吸収分解ボードの画像。吉野石膏公式サイトより

ホルムアルデヒド吸収分解ボードの画像。
吉野石膏公式サイト 商品ページより引用

 

 

 

 

 

通常の石こうボードの性能はそのままに、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸収分解する機能を付加した石こうボードです。

※シックハウス症候群とは、内装材や塗料、接着剤から発生する化学物質により、めまいやせき、呼吸困難が発生する症状です。

 

なお、吉野石膏製『タイガーハイクリンボード』が有名で、ボードに巻かれる原紙が薄ピンク色をしており、
ホルムアルデヒド吸収分解性能を持つ特性上、幼年向けの施設などに採用されることが多く、過去にはCMも放送されました

 

 

 

不燃防水ボード

 

不燃防水ボードの写真。薄緑色の部分

不燃防水ボードの施工写真。奥の陰になっている部分

 

 

 

薄緑の色をしたボードで、高性能の撥水材を使用することにより不燃性能を維持したまま防水性能を高めた石こうボードです。

 

 

 

 

強化不燃防水ボード

 

強化不燃防水ボード

強化不燃防水ボード施工の様子(青色部分)

 

 

 

濃い青色をした石こうボードで、耐火性能と防水性能を高めたモデルです。

厚さも、最大25mmの商品があるなど、極厚のタイプもあります。

 

 

 

 

化粧石こうボード

 

 

化粧石こうボードとは、表面に仕上げ処理が施された石こうボードを指します。

仕上げ処理がされているため、例えば直貼り工法にて下地に1枚化粧石こうボードを貼り、仕上げることも可能です。

 

 

 

最も代表的なもので、吉野石膏製のジプトーンがございます。

 

 

化粧石こうボードの施工中の写真。もっとも一般的な「ジプトーン」の施工です

化粧石こうボードとして最も代表的なジプトーンの施工中の写真

 

 

ジプトーンの特徴は、「トラバーチン模様」と呼ばれる石灰岩の模様が描かれた仕上がりになっており、
下地に一枚貼り(直貼り)でも問題なく仕上がり、見映えの良さとコスト削減を実現できます。

 

 

 

化粧石こうボードの一種である、タイガースクエアトーンDプラス施工の写真(周辺部分)

化粧石こうボードの一種であるタイガースクエアトーンDプラス施工中の写真(周辺部分)

 

こちらは先ほど強化石こうボードとしてご紹介させていただきました、施工中の写真です。

周辺部分は「タイガースクエアトーン・Dプラス」という化粧石こうボードの一種で、
表面に凹凸加工をすることで吸音性が付加されています。

 

化粧石こうボードの良い点は、塗装やクロス仕上げを行わなくとも綺麗に仕上がるという点で、
すなわち工期削減、コスト削減に繋がる点です。

 

この他にも石こうボードはいくつもの種類がございますが、
基本的な性能は最初に挙げたとおりです。

 

 

 

 

とめ

 

以上、石こうボードについてざっくりと説明させていただきました。

基本的な特徴や、普及している理由について少しでもわかっていただければ幸いです。

 


  • 石こうボードは安価で施工性が良いため、現在内装下地材として最も普及している
  • 石こうボードには下地材用石こうボードと化粧石こうボードがあり、どちらも種類が豊富である
  • 石こうボードは防火性能・遮音性が高い

 

 

 

最後に

 

工事費用は業者により大きく異なるので
【相見積】を推奨させていただいております。

まずは、各社見積りを比較し、是非ご検討ください。

 

 

当社はお見積りから施工完了までの工程を全て自社で行っております。

お客様に
「少しでも価格を安く、品質が高くて良いもの」を
ご提供させていただいております。

 

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